美味しいカフェインレス(デカフェ)を求めて
年々、関心が高まってきているのがカフェインレス(デカフェ)コーヒー。
今日はそんなカフェインレス(デカフェ)コーヒーについてです。
目次
日本のカフェインレス(デカフェ)コーヒーは安全!!
カフェインレス(デカフェ)に関する問い合わせで特に多いのがカフェインを除去する過程で
薬品を使用しているのではないか?ということ。
確かに薬品を用いてカフェインを除去する方法はあり過去にはそのようなカフェインレスも市場に出回っていました。
しかし、現在の日本では薬品を使用してカフェインを除去した珈琲の販売は法律で禁止されています。
なので安心してください!!もちろん美味しい、まずい、は別の話ですが(笑)
そもそもカフェインレス(デカフェ)とは?
本来はこの話からするべきでしたが誤解を解きたかったのでまず安全の話をしました。
通常の珈琲豆にはカフェインが含まれておりそのカフェインを人工的に除去したものがカフェインス(デカフェ)コーヒーとなります。
なので元からカフェインが含まれていないコーヒーというわけではないのです。
品種によっては突然変異でカフェイン量がわずかなものもありますがここでは省きます。
どうやってカフェインを抜くの?
カフェインの除去方法には大きく分けて3つあります。
1、化学薬品を使用して除去
初めに書いたように日本では禁止されていますが海外では普通に販売されています。
2、マウンテンウォータープロセス
水に生豆を浸してカフェインを除去する方法です。
人体に対して安全です。
3、超臨界二酸化炭素抽出
二酸化炭素に加える圧力と温度を調整しカフェインを抜きます。
こちらも人体に対して安全です。
シロネコのカフェインレス(デカフェ)はどれ?
当店で使用しているカフェインレスコーヒーはマウンテンウォータープロセスにてカフェインを99.9パーセント除去した豆です。
豆の種類は
【メキシコ産エル・トリウンフォ カフェインレス】
メキシコ/チアパス州のエル・トリウンフォ環境保全団体に加盟する79農園が生産した有機JASコーヒーをデカフェにしあげました。
メキシコ/チアパスらしい綺麗な風味特性、長い余韻がそのまま感じることができる今までにない有機JASデカフェコーヒーになります。
製造工程としては・・・
1.他のコーヒーと接触しないように区画割された場所に原料が一旦保管
2.5,000kg単位で事前にカフェイン含有量を測定し、抽出の準備を行う
3.デカフェ製造タンクを含めて設備はエアー洗浄、蒸気清掃を行い、他のコーヒーと接触しないことを証明。
4.第一タンクへ送り、温度と圧力の管理の下で蒸気ジェットを吹き付ける。
5.カフェイン抽出促進のため、暖かい水の中で給水。
6.飽和水容液に移しカフェインを除去。この時圧力を特定条件下に設定。
7.11〜12%の水分まで乾燥しパッキング日本へ輸出。
となります。
Descamex社が行うマウンテンウォーター・デカフェ製法は、多くの有機認証を取得しており、化学的な溶媒を一切使用せずに安全にカフェイン除去をおこなうシステムです。
最後に・・・
一口にカフェインレス(デカフェ)といっても色々な豆が出回っています。
カフェインの除去率が70%程度のものも多いです。
購入する際はそのあたりも気にしてみてください。
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